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ご無沙汰です。
テストが終わるとほんとにあたしぷっつりだよなぁ…と思えてきます。
今晩和、文咲ですv
折角早起きしたのにぐだぐだして結局けったを凄い勢いで漕いで行く破目になった文咲です。
キリ番消化し切れてません…文咲です。
もう俺いやだ。自分が駄目だ。↓↓


今日は校内誌の居残りでアンケート集計結果をひたすらパソコンに打ち込む作業をしていました。
ぜんぜん目が疲れない自分て…(日頃の使いすぎの所為だ…)
好きなので打ち込んで良いよと云われました。ワードしかないっぽいし使い勝手の解らないマウス粘着質なぱそこんなんでワード使いましたが、文咲は文章はメモ帳派です。ワードとっても使いにくかった。変換とか色々めんどくさい。。。
多かったけど今日中に終わりました♪
纏まりの無かった集計結果を纏めるように心がけて打って行った割には早いんじゃない?と思うと嬉しいです。
こんな感じで小噺とか書けたらいいのにNE!!


>絵が
描きたい症候群発症中。
それもペンタブ使いたいという欲望付き。
ペンタブないんですが姉妹揃ってクリスマスにペンタブおねだり中です。笑
親には何千単位でね(=1万逝くものは不許可)と云われてます。二人でペンタブねだればいいんでないのー!
来年中にはペンタブ欲しいです(先の話だな)
お絵描きbbsとかの世界に生きたい(←強ち変換ミスではないと思う)
あと今日友人の話を聞いてフォトショが欲しくなった…(欲望)
友人曰く「どんな下手な絵でも加工していけば立派に見える」とか。
うわぁぁあ、アタシのためにあるんではないのかぃぃい!!(狂)(落ち着け)
ディジタルな子になるのがアタシの夢です。
とりあえず学生であるうちにそう云う子になりたい。
へんな目標と云うか、アバウト過ぎるというか、ゴールが見えないというか。
そういう目標を良く立てます。
例えば死ぬまでに秋葉行きたいとか、死ぬまでにドナー登録したいとか。


続きから小噺。
良く解らないと思う。自分でも良く解らないから。
アナザーワールドが見たい方はどうぞ。


アナザーワールド 

――または清潔なベッドの上 あるいは退屈な日々
--------------------------------------------

 布団の中で目を覚ます。温かさが恋しいけど、手を伸ばして掴み取った時計は7時を指していた。あたしが寝ていられるぎりぎりの時間。ごそごそと名残惜しく布団から這い出す。
 朝御飯を食べにリビングへ行く。パジャマのままで行くと、あたしは朝御飯で結構まったりしてしまうので、きちんと制服に着替えてから朝御飯を食べに行く。着替える間にお腹が1回、くぅと鳴いた。
 リビングの戸を開けると、温かさがまず第一にあたしの方に飛んできた。そして鼻を擽るいいにおい。パンが焼けたようだ。続いて、コーヒー。
 あたしは「お早う」と挨拶をしてから椅子に座る。母さんがあたしの前に何時もあたしが使う黒猫のマグカップとこれには別段所有者が居ないお皿を置く。黒猫の方にはコーヒーと温かいミルクが注がれる。あたしは自分でその中に甘くする為の砂糖を入れる。スティック1本分。母さんはそれを見ると「胸焼けがするわ」と云う。
 なんともないお皿には焼かれたパンが乗せられる。砂糖とコーヒーミルクをあたしが混ぜ合わせている間に母さんはパンにバターを塗っていく。あたしはその後自分で蜂蜜と練乳をたっぷりかける。母さんはそれを見ようとはしない。
 のろのろと手を伸ばしてテレビのリモコンを取る。ぱち、と付けると朝のニュース。交通事故がありました。―国交回復の為の会談が、―株が値下がり―脱税水増し――やっとお目当ての今日の天気。今日は全国的に雨と云う。それを聞いた母さんが「傘を持って行きなさいよ」と云った。あたしはあたしで今日の部活をどうしようかと思う。
 パンから練乳と蜂蜜の混合物が皿の上に垂れたとき、あたしはまた、このニュースを耳にする。

『女の子が意識不明になってから、今年で16年目だそうです―』

 このニュースは大体月に1回、いや2月に1回のペースで報告されている。ある女の子が意識不明の、最早植物状態になってから16年が経ったと云う。あたしも同じ16歳だが、家族はそんな子をずっと生かしていると云うのかと考えると少しぞっとしてくる。呼吸器を外してやればいい、と云う声も上がっているそうだが、あたしは別に肯定するでもなく否定するでもなく、只辛いのだなと考える。

 ごろごろごろ、と窓の外で雷鳴を聴いた。母さんが空の様子を気に掛ける。「あなた、何で学校行くの?送って行こうか」と訊ねてきた。あたしは毎日自転車通学。運良く母さんが免許持ちで助かったとこう云う時本当に思う。お言葉に甘えて送ってくれと頼む。これでもう暫くゆっくりしていられる。帰りはまぁ不便だけど公共機関を使わねばなるまい。迎えに着てくれたら最高なんだけど。

 車で悠々と送って貰う。「ありがと」と云って車を出るともう雨は降り始めていた。すぐに校舎へ走る。冬ではないけど雨の日は寒いから。

 一限数学、二限古典、三限自習家庭科、四限美術。退屈な授業の数々をを曇り空の下でたらたらと受ける。古典なんて、誰も聞いてやしないのに。自習は運が良かったと思う。美術も本当は外で写生の予定だったけど雨の所為で急遽変更。美術室でお絵描き大会になった。ラッキーだけど、やはりつまらないものはつまらないもの以外の何者でもないのは変わらない。
 五限の現国の時間。この先生は少し厳しいから古典のように眠っているわけにはいかない。きちんとノートだけでも取っておかないと。ひたすら黒板の文字だけ写す。今日は当てられる心配はない。ノートの端に落書きを錬成。
 その先生の戯言のような余談のようなお話が耳を引っかいて、鉛筆を走らせるあたしの意識はそっちに持っていかれた。

『自分が住んで生きている世界が虚構だとしたら、なんて考えられますか?』

 虚構――嘘、偽り、幻。浮かんできた簡単な単語に置き換えて考える。自分の住んでいる世界が偽りで、本当は無いもの。自分の身体は何処か別のところにあって、心だけ紛れ込む。まるで夢の中のような世界。そんなのは考え出してもきりがないし、夢の中ならいつかは醒めるわけだから。醒めないようなら強い刺激を与えればよい。頬を抓るとか。

 たったそんな他愛もないことなのに、その後も妙にあたしの意識を惹いた。

 雨が降り出してもう半日は経った。運動場は洪水のようで、どの運動場使用の運動部は中止。唯一陸上だけが校舎内を走り回る事を許されたと云う。別段、あたしが使う校舎でないから構わない。あのぐるぐる走る列の中を通らねばならないと、自然とあたしも走らされる気がして嫌いだった。部活なんて中止にすれば良いのに。

 掃除を適当にサボって、集めた塵はビニール片が入ってても構わず可燃のゴミ箱に叩き込んだ。鞄を持っていそいそと教室を退室する。只何時もの習慣で絵を描きに美術室へ向かう。

 今日は部員が少なめだった。あたしは一人、スケッチブックを持ち出して窓際の椅子と机を占領する。雨が入り込まないことを確認の上窓を開けると湿った空気が頬を濡らした。
 さらさらと、何を描くでもなく鉛筆を白紙の上に滑らせる。次第に出来上がった黒炭の集合体は一つの部屋だった。あたしはどうやら窓の外なんか見ずに教室の隅、とある一角から全く別の部屋を描き上げていた。そのまま手の動くに任せてあたしはどんどん描き込んでいく。窓がある部屋。カーテンがある部屋。窓の外は今日なんかと違って良い天気だ。窓は開けられカーテンがそよぐ。窓際にベッドが置かれている。純白の清潔そのもののベッド。とても質素なもの。そしてサイドテーブルがあり、花瓶に挿されたのは一輪の花。描いてしまって思うがあたしはこの花を知らない。
 黒炭をどんどん塗り重ねていく。ベッドにはふくらみがある。だけど丁度頭がある部分はサイドテーブルで隠れるようになってしまった。のろのろと無言で描き上げて、よくよく見ると、それは病室だった。とても綺麗で明るい、控えめな1人部屋。ベッドの傍らには椅子二つ。陰影がとても巧く付けられたので一人微笑む。
 
 そこで下校を知らせるアナウンスが入った。その一枚を思い切りべりべりとスケッチブック本体から引き剥がす。一緒に美術室に居た友人らと帰りの支度や施錠を始める。だらだらと歩いて靴を取りに行き、校門で別れる。雨が強く降っていた。ばん、と云う小気味良い音を出して傘を雨粒の下に曝す。バス停まではあたし一人だった。MDのイヤフォンを引っ張り出してのろのろと歩く。流れた曲は晴れの日みたいな、日本人が英語を滑らかに歌う曲だった。
 
 歌えない英語をそれとなしに歌っていると、気付けば車通りの多い道に出ていた。あたしの心もち短くされたスカートはびしょびしょだった。大きな信号で引っかかってしまったことに舌打ちをするがきちんと青になるまで信号を待つ。あたしが渡りたいこの道路は大きい道路だから信号が変わるまでなかなか時間が掛かる。
 目の前の車達に規制がかかる。右折のみの信号表記に変わり、四つの信号は全て赤色を示す。しかし目の前の道路に右折車は現れない。だけど信号はなかなか青にならない。こんな短い時間も雨の中となれば苛々が募るものだった。現に、あたしの隣に立って同じくして信号が変わるのを待っていた男の子。痺れを切らして信号を走って渡り始めたのだ。余程急いでいたんだろう。右折表記に変わる前から彼は急いでいたから。
 走っていく彼の背中をぼーっと見つめていたら、不意に彼が吹っ飛んだ。変わりに彼の走っていた横断歩道の上には大きなトラックが急ブレーキを掛けているところだった。交差点全ての時が一瞬なのに酷く長く感じられ、止まっていた。彼は、ふっとんだ。
 女性の劈くような、正直五月蝿い悲鳴で時の流れが戻ってきた。トラックはもう十分ブレーキが掛かってもう動かなかった。信号もあたしの渡りたい方向に青だった。しかし誰一人動くものは居なかった。交差点の中央に向かって投げ飛ばされた男の子の姿があった。彼は道路に無造作に倒れこんでいた。ぴくりとも動かなかった。トラックの前から彼まで、その経路を伝えるように紅が点々となっていた。数秒の後、トラックの運転手やいろんな人が男の子の周りに駆け寄ってあたしの周りは酷く騒然になった。
 あたしは目の前の道路に思い切り吐いた。


 
 また、駄目だったね。
だれかがそう呟いた。
 また、思い出せなかったね。
真っ暗なのにその声はとても白く明るく光を想像させた。



「お誕生日おめでとう、---」
「おめでとう」
 誰かがあたしの髪を撫でながらそう枕元で云うのを感じた。
ずっと温かい手があたしの頭を行き来していたがふいにその温もりは離れていった。
「また明日来るわ…。おやすみ、---」
「おやすみ、---」
 それが何時ものお別れの言葉だとその時あたしは思い出した。最後に呼ばれているのはあたしの名前だった。16年間ずっと、毎日、枕元で呼ばれていた名前だ。
 だけどあたしは毎日このお別れの時間しか起きられない。離れていく温かさを引き止めたかったけどあたしは何と言えば良いのか解らなかった。何年も眠っていて、あたしは何も知らないから。
 
 あたしは全部思い出した。あたしが毎日生きて学校に行く世界は全部、全部夢。毎日退屈だと思うのは毎日退屈な1日を繰り返しているからなんだ。あたしが事故に遭ったあの日を、16年間ずっと繰り返しているんだ。全部全部、あたしが全てを思い出して目を覚ますのを待っているんだ。
 だけど、今日もだめだった。また思い出せなかった。
 そう、あの男の子はあたしだ。また助けられなかった。また負けた。
 
 すぅ、と頭が重くなった。また戻されるんだ。あの1日がまた始まろうとしているんだ。今日こそは思い出そう。そして明日は1日遅れだけど誕生日のお祝いをして貰おう。


そして変わらない1日が始まる。


布団の中で目を覚ます。温かさが恋しいけど、手を伸ばして掴み取った時計は7時を指していた。あたしが寝ていられるぎりぎりの時間。ごそごそと名残惜しく布団から這い出す。
 朝御飯を食べにリビングへ行く。
 リビングの戸を開けると、温かさがまず第一にあたしの方に飛んできた。そして鼻を擽るいいにおい。パンが焼けたようだ。続いて、コーヒー。
 コーヒーと温かいミルクが注がれる。あたしは自分でその中に甘くする為の砂糖を入れる。母さんはそれを見ると「胸焼けがするわ」と云う。
 なんともないお皿には焼かれたパンが乗せられる。砂糖とコーヒーミルクをあたしが混ぜ合わせている間に母さんはパンにバターを塗っていく。あたしはその後自分で蜂蜜と練乳をたっぷりかける。母さんはそれを見ようとはしない。
 のろのろと手を伸ばしてテレビのリモコンを取る。ぱち、と付けると朝のニュース。交通事故がありました。
 お目当ての今日の天気。今日は全国的に雨と云う。それを聞いた母さんが「傘を持って行きなさいよ」と云った。あたしはあたしで今日の部活をどうしようかと思う。
 パンから練乳と蜂蜜の混合物が皿の上に垂れたとき、あたしはまた、このニュースを耳にする。

『女の子が意識不明になってから、今年で16年目だそうです―』

--------------------------------------------

一応これは文咲がよく考えることです。
今見ている世界は夢で、自分は現実で植物状態でベッドに横たわっているんじゃないかと。
伝えにくいし頭狂った考えなので文章にするのは苦労しました。現に纏まってない。
付き合ってくださった方はありがとうございます。
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2005/03/16
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趣味:
ネット・音楽鑑賞(特に最近の曲)
自己紹介:
氷糒 道哉(リーダー) 担当・世界設定
改名いたしました!別に前のでもいいです!担当は世界設定ですが、
やろうと思えば絵も描けます。
文咲 担当・イラスト
ミサキと読みます。画力は低いですが精一杯描かせて
頂きます。典型的なA型らしいっす。A型です。
yoshi 担当・音楽
なんか「曲って関係あるか?」ってナ感じですが、がんばりまーす!!参考になりそうな曲募集中!!
黒嵜 海人 担当・文
黒嵜です。下手なので読んで頂いた際には率直な意見をお願いしますね。

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